「海の恵み 食の底力 JAPAN」公式レシピブック Vol.3 2020-2021
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③④魚料理が苦手な人でも手軽につくれる、刺身用の鯛を使った超ラクレシピです。愛媛県・宇和島の名物「鯛めし」に、ごま油とコチュジャンをかくし味に加えて、韓国風に仕上げました。ほどよい辛味にご飯がすすみます。めんつゆベースなので、忙しいときのランチにもぴったりです。フィンランドの家庭料理スープ「ロヒケイット」をアレンジした、鮭とじゃがいものスープです。ミルクや生クリームをたっぷり使うのが定番ですが、このレシピはバターのみ、ミルクなしでさっぱり仕上げました。トマトが少し入ることで、スープに酸味と美しい色が加わります。ディルを飾ればより本格的です。服部栄養専門学校調理師科卒業後、織田調理師専門学校助手勤務。料理家・夏梅美智子先生のアシスタントを経て独立。「きょうの料理」や「オレンジページ」など料理雑誌やテレビなどで幅広く活躍。近著の「味つけご飯とおみおつけ」(東京書籍刊)ほか、料理本を多く手がける。2011年より9年、3000日以上にわたって朝のスープを作り続ける。おいしさに最短距離で届くシンプルレシピや、家庭料理の考え方などを発信中。著書『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)『なんにも考えたくない日は スープかけごはんで、いいんじゃない?』(ライツ社)など。料理研究家スープ作家材料・分量●鯛(刺身用/さく)●ごはん●焼きのり●せり(または青ジソでも)作り方① 材料・分量●生鮭切り身(皮なし)●じゃがいも●たまねぎ●にんにく●セロリの茎●プチトマト作り方① たれをつくる。ボウルにコチュジャンを入れめんつゆで溶きのばし、ごま油、すりごまを加えてよく混ぜる丼にごはんを盛り、上に焼きのりをちぎって散らす。せりを長さ2㎝に切る鯛を厚さ2〜3㎜の薄切りにして、①のボウルに入れて、たれとあえる②の上に③を盛り、卵黄をのせる。せりを添えて、卓上でよく混ぜて食べる② ③④たまねぎとセロリは1cm角に切る。じゃがいもは皮をむき4つ割り。にんにくはつぶす。ミニトマトはヘタをとって半割にする。鮭は、一口大に切る水に野菜くずを入れて煮たて、鮭を1~2分、表面の色が変わるまで煮る。鮭はザルなどに取り出しておく(ゆで汁も捨てない!)鍋にバターを入れて中火にかけて溶かし、にんにくとたまねぎをよく炒める。そこにトマトを加えてつぶすようにしながら炒める。鮭のゆで汁600㎖とじゃがいもを加え(500㎖に足りない場合は、少し水を足してよい)、煮立ったら火を弱めてふたをし、15分煮込む 15分経ったら鮭を加え、あと5分ほど煮る。じゃがいもがやわらかくなったらできあがり。好みであさつきやディルなどを飾ってもよい② 2人分2〜3人分1枚(180~200g)<たれ>丼2杯分(400g)1枚1〜2本200g●水2個●バター4〜5個めんつゆ(三倍濃縮)大さじ1コチュジャン小さじ1ごま油小さじ1すりごま(白)大さじ22個分●卵黄600㎖20g3分の2(4g)1/2個●塩1かけ●(あれば)あさつきかパセリ適宜1/3本●野菜くず適宜お魚応援団と料理家たちのレシピ新潟県産 マダイを使ったレシピ宮城県産 みやぎサーモンを使ったレシピ54海の恵み 食の底力 JAPAN 公式レシピブック | vol.304chapter韓国風鯛めし鮭とじゃがいものスープ(ロヒケイット)重信 初江さん有賀 薫さん

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