九州山地の背陵に位置する宮崎県西米良村。山間の谷間を流れる渓流沿いにわずかに広がる平地に段々に作られた養魚池で「西米良サーモン」は育ちます。
「西米良サーモン」はサケ科のニジマスの中でも体の大きなドナルドソントラウトに、北海道や東北などに生息しているエゾイワナを掛け合わせた魚です。魚体が大きく、味がよくなるよう自然界では交雑しない種同士を人工的に受精させて、管理された環境の中で育てています。
西米良サーモンは酸素の少ない川の水で育つため生育に時間がかかります。卵から出荷できる大きさになるまで３～４年。井戸内養魚場では、平成６年の初出荷以降もバイオテクノロジーを駆使し、エサにこだわり肉質改善の研究を続けることで、鮮やかな色と味を作り上げています。
通常、輸入サーモンは日本に届くまで１０日程かかっています。西米良サーモンは活〆で１～２日後にはお届けできるので、鮮度感は抜群。程よく甘い脂と透明感のある旨味が味わえます。生でも火を通しても、さまざまな調理で楽しめます。
九州は活魚文化であること、そのニーズに合わせて特に刺身で食べられるように鮮度や味わいを大切にしています。
輸入サーモンのベタつく食感やギトギトした脂や臭みが気になる。そんな方に一度食べてほしいサーモンです。